相模湖・津久井湖・丹沢湖・宮ケ瀬湖

いよいよ梅雨が明けると夏到来です。今夏も暑さ厳しい日々が続くと伴に、都内を中心に給水制限が発せられる危惧が予想されます。しかしながら、多摩川を渡った神奈川県には4つの湖(標題記載)があり、これから50年・100年先にわたり豊富な水資源のもと水量は安心です。まさしく自然の恵みと先人たちの水源地域への努力が現在に活かされています。

水源地域は湖や湖畔周辺のみならず広大な面積を有しており、雨が降り、その雨水が森林、そして山々の沢を伝わり、やがて湖に流れ込みます。もちろんその地域には人も居住し、生活排水も発生します。

先人たちの遺産を、100年後の神奈川県人にバトンタッチすべく現在、かながわ水源環境保全施策(森林整備による豊かな森づくりや浄水整備)の充実を目指しています。限りある資源ですので、感謝・節水の気持ちをこめて水道の蛇口をひねらなければなりません。

神奈川の公営企業(初期はs8年~、s27~法改正・現在)

杉山のぶおは今年度、県民・企業常任委員会に所属しました。県民局では、県民サービスの向上を求めて様々な施策を行います。(県民局の事務概要については次号)

また、企業庁は、昭和27年の地方公営企業法の施行により、広域水道としては全国初となる水道事業、電気事業や工業団地の造成事業等を行い、県民生活の向上や産業振興の貢献に大きな役割を果たしてきました。

平成26年4月1日現在、その対象地区は12市6町・127万3,138戸、1日最大送水量108万409㎥の大規模水道に発展しています。(水道事業単体では、昭和8年から湘南地区1市9町に給水事業が行われてきました。)

電気事業では、県内河川の相模川、早川そして酒匂川水系に13水力発電所、愛川町にメガソーラー(太陽光発電所)を設置し、最大出力35万kWの電力を供給しております。

◆「神奈川県営水道事業経営計画」のロードマップ

神奈川県内の水道管を一直線につなぎ合わせると実に9,000kmの長さになります。この長さは{日本~米国ロサンゼルス}の距離に匹敵します。この県営水道が将来にわたり安全で良質な水の安定的な供給を持続していくため、今年度(H26)から10年後、20年後、30年後(H56)にどのような施設整備の充実を図っていくかを裏面の表にあらわしました。

○まず、10年後には浄水場や災害時に拠点となる病院に水を供給する水道管などの耐震化が終了しますので、地震が発生しても給水地域内の市町にある主要な配水地や災害拠点病院への水道水の供給が可能となります。

○次に20年後には、広域避難場所などに水を供給する水道管の耐震化が終了しますので、大地震が発生しても避難者などへの水道水の供給が可能となります。

○30年後には、主要な施設全ての耐震化が終了することから、将来にわたり安全で良質な水の供給を続けていくことが出来ます。

過去・現在そして未来(100年先の神奈川に住む子や孫たち)のために我々が今なすべき水源環境保全施策・水道事業をはじめとする公営企業施策の充実を求め、杉山のぶおは今年1年頑張ります。皆様からのご意見・お考えをお待ちします。

◆川崎市上下水道局の「水道事業中期計画」  =参考=

川崎市では、社会構造の変化や節水型機器の普及などに起因する水需要の低迷、さらには浄水場などの基幹施設が大規模な施設更新を控えていることから、平成18年から再構築計画を策定し、将来の水需要予測を踏まえ事業規模のダウンサイジングを進めています。

また、東日本大震災を踏まえ、水道施設や管路の耐震化などを積極的に進めています。こうした重点的な取り組みを計画的活着実に継続するため、平成25年度から3年間(H28)の水道事業の施策を「川崎市水道事業中期計画」として取りまとめています。

  • 重点的取り組み(施設整備関係抜粋)
    • 将来の水需要予測に基づく適正な事業規模へダウンサイジング
    • 安定した水を確保した上で潮見台浄水場等を廃止し、長沢浄水場に浄水機能を集約
    • 老朽配水管の更新→老朽配水管を年間35km耐震管に更新(H26~H28)

→老朽配水管解消、更新サイクル60年を達成(H30)

  • 老朽給水管の更新→鉛製給水管解消(H28) 老朽給水管解消(H30)
  • 耐震補強→黒川配水池(H27~H28)、鷺沼配水池(H27)
  • 更新   →長沢浄水場、生田配水池(H24~H27)、末吉配水池(H26~H30)